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TOEICの難易度は全く高くない!理由とスコア別難易度を解説

「TOEICを受験したいけど、TOEICの難易度ってどのくらいなの?」

「スコアごとの取得難易度を知って、目標設定の参考にしたいです」

本記事ではこういった疑問を解決します。

TOEICは毎年200万人以上が受験する、国内で最も受験者数が多い英語資格試験の一つです。みなTOEICで高得点を取得するために必死に勉強しており、一見すると「TOEICは難易度が高い試験なのでは?」という印象を抱く方も多いでしょう。

しかしTOEICの難易度は決して高くありません。本記事では、TOEICの難易度が高くない理由とスコア別の難易度について解説します。

記事を最後までチェックして、TOEIC受験に対する自信をつけ、自分の目標スコアを明確にしましょう。

TOEICの難易度が高くない3つの理由

英語資格試験は、TOEIC以外にもたくさんあります。しかしTOEICの難易度は、他の英語資格試験と比べても決して高くありません。理由は以下の3つです。

  • 全員同じ問題を解くから
  • マークシート式の試験だから
  • 和訳問題しか出ないから

全員同じ問題を解くから

他の英語資格試験では、1級2級のように級分けされており、受ける級によって異なる問題を解きます。TOEICと並んで受験者が多い英検もそうですよね。

しかしTOEICは級分けされていません。その代わりに10点〜990点までのスコアを取得できます。つまり英語初心者の方も、英語上級者の方も全員が同じ問題を解きます。

全員が同じ問題を解くということは、問題は英語初心者でもある程度解けるように作られます。よってTOEICの難易度は決して高くはありません。

一方英検の場合は、級によって問題が異なります。英検1級の問題は、英検5級レベルの方がみても、ほとんど解けないはずです。

TOEICには、上級者でなければ解けない問題から、英語初心者でも解けるような問題まで、幅広い範囲の問題が出題されています。

マークシート式の試験だから

TOEICはマークシート式の試験です。記述は一切ありません。200問全て、マークして回答します。マークシート式の試験なので、マークしさえすれば正解の可能性は必ずあります。また問題の選択肢はパート2のみ3択で、それ以外のパートは4択です。問題を完璧に理解できなかったとしても、消去法などを駆使して、正解を絞り込めます。

一方記述式の問題の場合は、完璧に正解がわからなければ、問題に正解することはできません。

TOEICはマークシート式の試験で、記述式の試験より正答率が上がるので、難易度が高い試験ではありません。

和訳問題しか出ないから

英語には、英訳と和訳があります。英訳では日本語を英語に訳し、和訳では英語を日本語に直します。どちらも日本人が英語を話すには必要なスキルです。しかしTOEICでは、和訳問題しか出題されません。

リスニングもリーディングも全て和訳です。問題用紙も全て英語で記載されており、TOEICの問題用紙の中に日本語は一切記載されていません。

本来英語学習をするときは、和訳と英訳の両方を学習します。例えば単語学習で考えてみましょう。単語帳を赤シートで隠して、和訳の練習、英訳の練習と両方行うはずです。また綴りの練習も行います。

しかしTOEICはマークシート式の試験なので綴りは不要です。また問題は全て英語なので、英訳も不要です。TOEICに必要なのは和訳だけです。

和訳に絞って学習すればTOEICスコアは伸びるので、TOEICの難易度は決して高くはありません。

しかし英語を仕事や生活で使う際は、英訳も綴りも必要になるので、いずれ学習しなければならないということは意識しておいてください。

TOEIC目標スコア別の達成難易度

TOEICは英検のように級わけされていません。しかし10点から990点まで幅広くスコア分けされています。

TOEIC受験者はTOEIC受験時に目標スコアを決めて、そこに向けて学習をします。TOEICの目標スコアの決め方は大きく2つあります。まずは以下のように100点単位でスコアを区切る方法です。

  • 500点
  • 600点
  • 700点
  • 800点
  • 900点

もう一つは600点〜990点までを4つに分ける方法です。

  • 600点
  • 730点
  • 860点
  • 990点

就活や昇進などビジネス的な場面では後者が使われることが多いですが、一般の受験者が目標スコアを決めるときは、前者の100点ずつ分ける方法が一般的です。よってTOEICスコアを100点ごとに区切った時の難易度についてまとめました。

TOEIC500点の難易度

TOEIC500点は、TOEIC受験者の約68%が達成しているスコアです。TOEICの平均点は約580点なので、平均点よりもわずかに低いスコアです。大学生やTOEICを初めて受ける方が最初に目標にするのにはぴったりのスコアですが、英語ができるようになりたい方は、より高いスコアを目指さなければなりません。

英検に換算すると2級レベルで、中学高校の英語を完璧に理解していれば、全くTOEIC対策をしていなくても取れる可能性があります。

TOEIC500点はどのくらいで取れる?おすすめ勉強法と参考書を紹介

TOEIC600点の難易度

TOEIC600点は、TOEICの平均点よりも少し高いスコアです。TOEICの平均点に近いスコアということもあり、最も多くの人が目標にしているスコアです。TOEIC600点以上であれば、履歴書にTOEICスコアを記載すると有利になります。

TOEIC600点は英検2級〜準1級レベルです。TOEIC600点を取得するためには、中学高校英語に加えて、TOEICに特化した対策が必要になります。

TOEICは全7パートに分かれているので、各パートの対策をしなければなりません。

TOEIC600点を取るための勉強法は?英語初心者がやるべきことを解説

TOEIC700点の難易度

TOEIC700点を超えたスコアから、一般的にはTOEIC高得点と呼ばれます。TOEIC700点を取得していれば、就活でも有利になります。

TOEIC700点を超える受験者は全体の27%しかいません。

TOEIC700点のレベルは?勉強法や就職転職での使い道を解説

TOEIC800点の難易度

TOEIC800点の難易度は高いです。TOEIC800点を超える受験者は全体の13%で、英検では準1級に相当します。

TOEIC800点を取得すれば、航空関係や旅行関係など、英語を頻繁に使うような職種の就活でもかなり有利になります。また外資系企業では、TOEICの最低スコアを800点にしている場合が多いので、外資系企業で働きたい方は絶対に800点は取得しておきたいです。

TOEIC800点を目指すための勉強法!800点のレベルとできることもご紹介

TOEIC900点の難易度

TOEIC900点を取得しているのは、TOEIC受験者のわずか3%です。普段から英語を学んでいる人が受験するTOEICでわずか3%ということは、難易度は相当高いと言えます。英検では1級レベルに相当します。

TOEICスコアと英会話力は比例しないという意見もあり、確かに高いTOEICスコアを持っていても英語が話せない人もいます。しかし900点を取得していれば、日常英会話程度であれば不自由なくこなせると考えて間違いありません。

TOEIC900点の壁を絶対に突破すべき理由とその勉強方法

TOEIC990点の難易度

TOEIC990点、つまり満点を取得している人の割合は、全体の1%にも満たないです。リスニング・リーディングともに高い英語力が要求され、凡ミスをしない正確さも問われます。

ちなみにTOEIC990点というと「全問正解」というイメージがありますが、実は全問正解しなくてもTOEIC満点は取れます。これはTOEICの複雑な配点システムが原因です。詳しくは以下の記事で解説しています。

TOEICは1問5点は間違い!配点の仕組みとスコア換算表まとめ

TOEIC990点を目指すべき?TOEIC満点への勉強法とメリットとは

まとめ

TOEICの難易度について解説しました。自分がどのスコアを目標に学習すべきかを考えて、早速TOEIC対策を初めてみましょう。

限られた時間でTOEIC対策を行い、目標スコアを達成するには、英語コーチングスクールがおすすめです。英語コーチングスクールでは無料カウンセリングを行っているので、是非試してみてください。

TOEIC対策スクールの「トライズ」では2ヶ月間のTOEIC専門コーチングカリキュラムが用意されています。短期間でTOEICスコアを上げて、キャリアアップや就職に役立てたいという方は、トライズをおすすめします。

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TOEICの次は英語を話せるようになりたい方におすすめのスクールは「トライズ」

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「短期間で英語が話せるようになりたい」という方には、おすすめのスクールです。

受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

Versant 29 → 40

目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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