
TOEIC500点はどのくらいで取れる?おすすめ勉強法と参考書を紹介
TOEIC初心者の多くが最初の目標スコアとして設定するTOEIC500点。しかしTOEIC600点を目指すための参考書はあってもTOEIC500点を目指すための参考書はほとんどありません。
本記事では、
- TOEIC500点はどのくらいのレベルなのか?
- TOEIC500点を取るための勉強法
- TOEIC500点を取るのにおすすめの参考書
について解説します。
本記事で説明することを実践して確実にTOEIC500点を取りにいきましょう。
TOEIC500点は英語中級レベル
「TOEIC500点」と聞くと「少し頑張れば取れそう」という印象を抱く方が多いです。なぜならTOEICは990点満点の試験であり、500点を取るには正答率50%程度しか必要としないからです。
しかしTOEIC500点を取ることはそんなに簡単なことではありません。TOEIC500点は英語中級レベルです。
2020年1月に実施されたTOEIC L&R公開テストの平均点は581.2点です。また495点未満の TOEIC受験者の割合は33.1%もいます
(引用:TOEIC公式平均スコア・スコア分布 詳細)。
この平均点はTOEIC受験者、つまり日常的に英語学習をしている人の平均点です。TOEIC500点は、受験者の中では平均以下ですが、TOEICを受験していない人も含めると確実に平均より上の中級だと言えます。
実際に私がTOEIC対策ゼロの状態で初めてTOEICを受験したときのスコアは440でした。私は高校時代、英語が得意な方だったのですがそれでも440です。友人の多くは300点代でした。
TOEIC500点は、英語中級レベルであり、TOEIC初心者が目標とするにふさわしい点数です。
TOEIC500点を取るための勉強方法
TOEIC500点を取るための勉強方法を4つ紹介します。
まずは中学・高校レベルの内容を再確認
TOEICはビジネス英語に関する試験です。中学・高校レベルの文法に加えて、ビジネス英語で使うような単語がよく出題されます。
中学・高校、特に中学レベルの単語や文法が怪しいという方は、本格的にTOEIC対策を始める前に、中学内容を復習しましょう。
TOEICの参考書は、中学英語の内容は理解しているのを前提に解説が行われます。中学のときは難しいと感じた英語も、大人になってからはサクサク学習できる方が多いです。早く本格的にTOEIC対策をはじめたい気持ちもわかりますが、焦らずに中学・高校内容を復習しましょう。
リスニングはパート1・2対策を中心に
TOEICは全7パートで構成されています。パート1〜4までがリスニング、パート5〜7までがリーディングです。
パートによって問題形式が異なり、比較的スコアを取りやすいパートとそうでないパートが存在します。
TOEICリスニングでは、パート1・2が比較的簡単で、パート3・4が難しいです。パート1・2は読まれる文章の量が少なく、パート3・4は読まれる文章の量も多く、登場人物も最大3人と多いです。
TOEIC500点を目指すには、TOEICパート1・2を重点的に学習しましょう。
リーディングはパート5・6対策を中心に
リーディングでは、パート5・6を重点的に学習しましょう。パート7は長文問題で、TOEICで最も難しいパートと言われています。
パート7はTOEICで一番最後に解くパートです。最も疲労した状態で解きますし、時間配分をわかっていても、なかなか時間配分通りに時進められません。
パート5・6の前にパート7から解き始める方もまれにいますが、TOEICパート7で時間を使いすぎてしまったせいで、本来解けるはずのパート5・6が解き終わらなかったという方もよくいます。
まずはTOEICパート5・6の空欄補充問題から学習しましょう。TOEICの空欄補充問題は、
- 語彙問題
- 文法問題
- 品詞問題
と3つに分類できますが、文法問題と品詞問題はルールが決まっており、それさえわかれば比較的簡単に解けるようになりますよ。
関連記事:
TOEIC本番を解き切る集中力を身に付ける
TOEIC本番では、200問の問題を120分かけて一気に解きます。途中に休憩時間はありません。TOEICで目標スコアを達成するには、TOEIC学習とは別に体力や集中力も必要です。
120分もぶっ続けで問題を解く機会はなかなかありませんよね。TOEIC本番中にも、試験途中で寝てしまう方や、明らかに集中力が落ちてしまう方がたくさんいます。
せっかく時間をかけて対策したのに、TOEIC本番で実力が発揮できないのは悔しいです。TOEIC本番を解き切る集中力を身に付けるためにも、普段から時間を測ったり、問題をまとめて解くなどして慣れておきましょう。
関連記事:TOEICの時間配分は秒単位で決めるべき!パートごとに解説
TOEIC500点を取るのにおすすめの参考書
TOEIC500点を取るのにおすすめの参考書を3つ紹介します。
世界一わかりやすいTOEICテストの英単語
TOEIC初心者に一番必要なのが単語力です。単語力があれば文章の大まかな意味はつかめます。本書でTOEIC頻出単語から重点的に学習することで、効率的に脱TOEIC初心者を目指せます。
単語学習が辛いと感じる方の多くが、丸暗記の単語学習をしています。しかし本書では「この単語はどのパートで出題されやすいのか」「どのような使われ方をするのか」などが全ての単語に記載されています。
「この単語を覚えれば〇〇に役立つ」と目的が明確になり、単語学習が捗ります。
TOEIC L&R TEST 初心者特急パート1&2
TOEICパート1・2の問題集です。TOEICパート1・2は比較的簡単なパートで、TOEIC500点を目指す方はリスニングではまずこのパートから学習すべきだと説明しました。
本書はTOEIC本番よりも難易度が低い問題が収録されています。難しい問題集を解いて挫折するのではなく、まずは本書を解いて「解ける」「聴ける」という感覚を掴みましょう。
1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急
TOEIC頻出の文法についてTOEICパート5の空欄補充問題形式で学べます。
TOEICパート5・6の文法問題はパターンが決まっています。パターンを理解したらあとは問題数をこなしていくだけです。本書でTOEICに最低限必要な基礎的な文法力は身につきます。
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関連記事:TOEICパート5・6の解き方執筆予定
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トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。
プロキャディ杉澤伸章さん
インタビュー
Versant 29 → 40
目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成
英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。
それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。