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TOEIC900点のレベル・勉強方法まとめ!就職や転職活動への影響についても解説

TOEIC900点のレベル・勉強方法まとめ!就職や転職活動への影響についても解説

「TOEIC900点ってどのくらい凄いんだろう」
「TOEIC900点を取得できたら就活や転職活動が有利になるのかな?それならTOEIC900点を目指してみたいな」

本記事では、こういった方々のお悩みを解決します。

TOEIC900点は、TOEIC受験者のうち上位3.8%しか獲得できないスコアです。正しい勉強方法を知らずにTOEIC900点を目指した場合、取得までに何年かかるか分かりません。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

  • TOEIC900点のレベル・難易度
  • TOEIC900点を取得するメリット
  • TOEIC900点を取得するために必要な勉強方法

まずはこれから挑む敵の強さを知りましょう。次に敵を倒すメリットを理解し、モチベーションを高めます。そして最後にその敵を倒すための勉強方法を理解します。

記事を最後までチェックすればTOEIC900点を取るために必要なことが一通り分かり「後は対策を始めるだけ」という状態になりますよ。

TOEIC900点のレベルや難易度はどのくらい?3つの観点から解説

TOEIC900点のレベルや難易度はどのくらい?3つの観点から解説

まずはTOEIC900点のレベルについて、以下3つの観点から解説します。

  • TOEIC公式サイトにおけるTOEIC900点のレベル
  • 英検に換算した際のTOEIC900点のレベル
  • 必要語彙数や必要勉強時間から見たTOEIC900点のレベル

これから目指すTOEIC900点がどのくらいの難易度なのか、具体的なイメージを持ちましょう。

TOEIC公式サイトにおけるTOEIC900点のレベル

TOEICの公式ウェブサイトから、900〜990点保持者にできることをいくつかご紹介します。

  • CNN等のテレビニュースを聞き、内容(どこで何が起こったのか)を理解できる。
  • 同業他社のアニュアルレポートを読んで理解できる。
  • 英語で書かれたインターネットのページから、必要な情報・資料を探し収集できる。
  • 自社製品の販売に関する契約書類を、読んで理解できる。
  • lnternational Herald Tribune」、「Financial Times」等一般的な国際英字新聞の記事を読んで、大まかに理解できる。

(引用:IIBC 目標設定お助けツール)

またTOEICの公式ウェブサイトにおける、TOEICスコアを5つのレベルに分類した際の最高レベルであるレベルA(860点以上)のスコアを取得した方への評価は以下の通りです。

  • Non-nativeとして十分なコミュニケーションができる。
  • 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
  • Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。

(引用:PROFICIENCY SCALE)

また実際にTOEIC問題を解く際の感覚としては、900点取得前と比べ、リスニングはほぼ全てクリアに聞き取れるようになります。リーディングでは英語を読むスピードが上がっているため、最後の数問を解く時間がなくマークシートを適当に塗りつぶすことがなくなり、余った5〜10分で見直し時間を設けられるようになります。

英検に換算した際のTOEIC900点のレベル

英検に換算した際のTOEIC900点のレベル

TOEIC900点を英検に換算すると、英検準1級レベルです。英検で最も難しい1級は、TOEICに換算すると945点〜となります。

参考:資料7 英語の資格・検定試験に関する基礎資料

ただし英検にはTOEIC L&Rにはないライティングやスピーキングの試験もあります。よって同レベルの英語力でも英検準1級取得者の方が、ライティングやスピーキングの能力は高いと考えるのが一般的です。

関連記事:英検準1級のレベルや合格率はどのくらい?1級や2級との違いも解説

必要語彙数や必要勉強時間から見たTOEIC900点のレベル

TOEIC900点を取得するために必要な語彙数は、10,000語以上とされています。数に着目すると膨大ですが、中学高校英語を理解しており、TOEIC800点レベルの英語力を持っている方であれば、すでに8,500語程度の語彙力を持っています。よって新たに覚えるべき英単語は1,500単語となります。TOEIC900点レベルの単語帳を1冊学習しておけば問題ありません。

関連記事:【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説

また文法に関しては、中学・高校以上の知識がなければ解けない問題は出題されません。

次に、TOEIC900点を取得するために必要な勉強時間は以下の通りです。

TOEIC800点レベルの方で1日3時間の勉強時間を確保できれば、3ヶ月以内にTOEIC900点を取得することも可能です。ただしTOEIC600点レベルの方で、1日1時間しか勉強時間を確保できなければ3年近くかかってしまう計算になります。

英語を習得するためには、TOEIC以外にもやるべきことがたくさんあります。よって3年も4年もTOEICの対策だけに時間を費やすことはおすすめできません。なんとか1日の勉強時間を2時間や3時間確保して、3ヶ月〜1年程度の短期集中型で一気に目標スコアを達成してしまうのがおすすめです。

TOEIC600~800点までのスコアの目安は以下の記事をご覧ください。

関連記事:TOEIC600点のレベル・難易度やおすすめ勉強方法まとめ

関連記事:TOEIC700点のレベルは?勉強方法やおすすめ参考書も紹介

関連記事:TOEIC800点を目指す勉強法とレベル(すごさ)とできることまとめ

TOEIC900点を取得するメリット!就活や転職活動でどのくらい有利になる?

TOEIC900点を取得するメリット!就活や転職活動でどのくらい有利になる?

以上のように、900点保持者は純粋にリスニング・リーディングのスキルが上がり、より複雑なトピックも理解ができるようになります。

このような英語スキルの向上だけでも充分にメリットを感じますが、TOEIC900点を取得することによるメリットは以下のようにまだまだあります。

  • 800点台とは段違いの箔が付く
  • 就職・転職活動の際、語学力のボーダーを難なく突破できる
  • 周りに差をつけ、海外赴任・出張のチャンスをつかむことができる
  • 自分の英語に自信が持てる

それぞれ詳しく見てみましょう。

メリット①800点台とは段違いの箔が付く

受験勉強や語学留学などで英語をしっかり勉強してきた人の中では、TOEIC800点台保持者はそれほど珍しくありません。

TOEIC公式ウェブサイトにて2020年1月の試験のスコア分布を見てみると、800点台を取得した人は約12%いるのに対し、900点台はたったの約3.5%しかいません。

英語が得意でない人たちの中では、800点台は充分に上級レベルです。しかし、あなたが英語学習者のなかで差をつけて活躍していく必要があるのなら、TOEIC900点というスコアは必ずや強力な武器となってくれるでしょう。

関連記事:TOEIC平均点って何点?大学生・社会人・役職別それぞれ平均スコアの目安をまとめて解説!

メリット②就職・転職活動の際、語学力のボーダーを難なく突破できる

外資系企業、また高度な英語力が求められる国際協力系の団体などでも、新卒・中途採用の募集要項で設定される語学力の足切りボーダーは、いくら高くてもTOEIC900点です。それ以上を求められることはほとんどありません。つまり、どんな企業や組織で働きたいにせよ、語学力の不足を理由にあきらめざるを得ないということがほぼなく、そこで悩む必要がなくなります。

最近はTOEFLやIELTSのスコアを参考にする企業もありますが、依然としてTOEICスコアを求める企業が圧倒的に多い状況が続いています。

TOEICスコアで就活無双!必要点数やアピール方法まとめ【大学生必見】

メリット③周りに差をつけ、海外赴任・出張のチャンスをつかむことができる

外資系企業では、海外赴任・出張に必要な語学力をTOEICスコアで設定しているところもありますが、900点を取得していればそこで落とされることはまずないでしょう。また「TOEIC900点=非常に英語ができる人」という社内のイメージもつきやすいので、それを機に英語を使う希望部署に配属されたり、海外で仕事をするチャンスを得たという声も多くあります。

メリット④自分の英語に自信が持てる

日本人の多くは、勉強してかなりの英語力を習得していたとしても、自分が「英語上級者」だと名乗るのは気が引けてしまう傾向にあるかと思います。しかし、高い目標であったTOEIC900点の目標を達成することで、自分の英語に自信を持てるようになった人は多いようです。

英語学習には、積極的なアウトプットが欠かせません。TOEIC高得点を取得し自分の英語に対し自信を持つことで、英語に触れる機会を自らつくってどんどん発言し、結果的にさらなる英語力の向上に繋がる効果もあります。

TOEIC900点突破のための勉強法!最も重要なのは「慣れ」

TOEIC900点突破のための勉強方法まとめ!最も重要なのは「慣れ」

最後にTOEIC900点を取るために必要な勉強方法について解説します。各パートの対策に関しては、TOEIC700点や800点を取得したときと同じように続けてください。今回はパート対策以外の、模擬テストや単語といった観点から紹介します。

とにかく模擬テストを解きまくる

これらを習得するための勉強方法はいたってシンプル。それは、時間の許す限り模擬テストを解くことです。その際、環境を本番さながらの状態に近づけるよう、毎回意識することが重要になります。

  • きちんと時間をはかり、2時間で実施する
  • リスニングからリーディングまで、必ず通して解く
  • 回答には、印刷したマークシートを使う
  • リスニングは、なるべくスピーカーから音を出す(イヤホンだと、スピーカーよりも音がクリアに聞こえてしまうため。)

以上のことを守りながら、公式問題集などの模擬テストを何度も解きます。2カ月程度勉強できる期間があるのであれば、10回分をそれぞれ2〜3回繰り返す、つまり20〜30回は解くことがおすすめです。最初の数回は集中力が持たず、これを続けるのはとても難しく感じると思います。しかし、必ず徐々に慣れていき、次第に最後の問題までしっかり解けるようになるはずです。

関連記事:TOEICに過去問はありません!実践問題の解き方も解説

自分の苦手なパートだけを繰り返し、重点的に勉強する方も多いと思いますが、それだけで900点取得するのは難しいでしょう。全体の試験形式に慣れ、スピード・時間配分・集中力を手に入れることが重要です。

TOEIC900点を目指す人のためのおすすめ参考書をリスニング・リーディング共に以下の記事でまとめております。

TOEIC900点取得におすすめの参考書10選【リスニング/リーディング】

スキマ時間は単語帳

移動などのスキマ時間には、単語帳がおすすめです。900点取得に必要な単語数は約1万語と言われています。もちろん知らない単語を推測して解くこともできますが、必ず余分な時間を取られてしまいます。900点突破にはスピードも必要になってくるため、ボキャブラリーを増やしておくことも必須と言えるでしょう。

単語帳は、単語をひとつひとつ丁寧に見るよりは速さを重視し、その1冊を何周も繰り返します。なるべくその単語を目にする回数を増やす方が、記憶に定着しやすくなるからです。

以下で、TOEICのレベル別おすすめ単語帳を紹介しております。

【超人気】TOEIC単語帳レベル別おすすめ10選!勉強法も解説

英語耳を作ってくれるTED Talks

とくに試験が近づいた時期には、TED Talksを聞き流して英語耳を作っておくのも、TOEICリスニング対策として効果的です。洋楽を聴く方も多いと思いますが、TOEICには出ないような言い回しや略語も多いため、TED Talksのようなスピーチや、ニュースなどを聞くのが良いでしょう。

まとめ:900点を取得すれば、英語は本当におもしろくなる

900点を取得すれば、英語は本当におもしろくなる

TOEIC700〜800点から900点突破を目指す方は既に英語力が高い分、紹介したようなシンプルな勉強法のみでも、充分に目標達成が可能なはずです。TOEIC900点というスコアは、あなたのキャリアを一気に広げてくれるほか、他者評価はもちろん、意外と上げるのが難しい自己評価までアップさせてくれます。取得に向けて努力する価値は、大いにあると感じています。

しかし、900点を達成しても、英語で困る場面はまだまだ多いのが現状です。例えば、字幕なしの洋画や英語ネイティブ同士の会話を完全に理解することはできませんし、自分の意見を論理的に、詰まることなく話すことも難しいです。

ただ、そういったことも含め、「自分がさらに習得すべき英語のスキルが何なのか」ということが驚くほど明確になり、それがむしろ900点取得の醍醐味のひとつだと言えます。それまでは、克服すべきことが多すぎてぼやけていた英語学習の目標が、900点を取得し英語の土台が固まったことで「本当に自分が英語で表現したいこと・理解できるようになりたいこと」に照準を絞れるようになり、英語学習がさらに意義のある、楽しいものになるはずです。

語学学習に終わりはありません。900点取得により得たチャンスと自信を最大限に活用し、あなたの理想に向けてさらに精進していきましょう。

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受講生のインタビューもご紹介します。

           トライズ修了生杉沢伸章さんの画像

トライズでの1年は、
一生につながる1年だったと思います。

プロキャディ杉澤伸章さん

インタビュー

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目標:海外選手に英語でインタビューする。達 成

英語に関しては、1年前の僕と今の僕を比較すると、めちゃくちゃ成長しました。僕にとって情報源がものすごく増えたんです。 ゴルフ専門チャンネルで解説をしているのですが、そのときに現地の音声や解説者の声など英語でしゃべってくる音声が全て聞こえてきます。

それはテレビでは放送されていないのですが、映像だけでは入ってこない情報が耳から入ってくるので、それを聞きながらしゃべっています。 現地のリポーターや解説者は一番リアルな情報なので、それが耳に入ってくることによって、例えば解説でも「今、現地ではこういうことを言っていますね」ということが、スッと言えるようになりました。

 

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