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TOEIC® L&R TESTでハイスコアをとれば英語での日常生活が可能?

英語力の目安として多数の学校や企業で用いられているTOEICですが、日常生活ができるほどの英会話力の目安としても有効なのでしょうか。今回は、TOEICのスコア評価と英語力の目安と併せて、TOEICの勉強を通して日常会話力をアップするためのポイントを紹介します。

 

TOEIC運営によるスコア評価

TOEICを運営する「一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」では、スコア評価とコミュニケーション能力の目安を示しています。

 

~220:レベルE

スコア220以下は、簡単な会話でも完全に理解することは難しく、コミュニケーションにも難があると判断できます。

 

220~:レベルD

スコア220以上は、わからない単語が多いものの、日常生活で最低限の英語でのコミュニケーションはできるレベルDとされています。しかし、スコアの幅が広いため、同じレベルDでもコミュニケーション能力に幅があることも珍しくありません。

 

470~:レベルC

レベルCに分類されるスコア470以上は、日常生活で必要とされる会話の理解力や応答力には問題がなく、限定的な分野でのコミュニケーションは可能です。

 

730~:レベルB

スコア730~となります。文法上の誤りや正確性、流暢性は個人差が大きいものの、一般的な会話はほぼ理解可能で、特定の分野においても対応できる英語力を持っているとされます。

 

860~:レベルA

レベルAのスコア860以上はネイティブとまではいかないものの、ノンネイティブとして十分な理解力とコミュニケーション能力を持っていると判断できます。

実際の日常会話レベルは?

一般的に「TOEICテスト」とされているのは、「TOEIC Listening & Reading Test」と呼ばれるテストで、上記のスコア評価もこちらのテスト結果を元にしています。

しかし、名称からもわかるように「TOEIC L&R」はリスニングとリーディングのみで構成されているため、このテストだけで正確な日常会話レベルを判断することは不可能です。

実際、TOEIC L&Rで高スコアを取っている人でも実践的な英会話ができない人は珍しくありません。逆に、流暢に英会話ができる人でも、TOEICのスコアがそれほど高くないということもあり得ます。

トライズTOEIC対策スクール TOEICで測れる英語力

日常会話レベルを目指すうえでTOEICは無駄?

上記のように、TOEICで高いスコアを取っていたとしても、必ずしも英会話力に直結するとは言えません。その理由の一つとして、TOEICで高スコアを取るための勉強方法と日常会話力を身につけるための勉強方法が異なることが挙げられます。

TOEICはリスニングとリーディングが主となるテストなので、ある程度スコアを獲得するためのコツやテクニックが決まっています。また、一定の単語力も問われるTOEICでは、頻出単語をまとめた書籍なども販売されています。このように、TOEICに備えた勉強とは単語や文法をインプットする方法となります。

これに対し、日常会話はインプットだけでは成り立ちません。英会話に必要な単語や文法をマスターしていたとしてもそれらを駆使してアウトプットしなければ、英会話は不可能だからです。たとえTOEICで必要な単語をすべて覚えたとしても、それを会話としてアウトプットする能力がなければ、日常会話はできません。つまり、TOEICで高スコアを取るための能力は、日常会話につなげることが難しいといえます。

とはいえ、TOEICのための勉強がまったく日常会話に役に立たないわけではありません。英会話では、最低限の基礎的な文法やボキャブラリーが必要です。TOEIC用の勉強を通してこれらをマスターしておけば、会話力の向上に役立つでしょう。

また、TOEIC対策の勉強として必須のリスニング力アップのためには、聞き取った音声をそのまま真似て発音する「シャドーイング」という方法があります。リスニング対策でこの方法を取り入れることで、日常会話力向上効果も期待できます。

 

TOEIC勉強で日常会話レベルを目指す

先述のTOEIC運営によるスコア評価における「レベルC」以上が、日常会話レベルの英語力の目安となります。日常会話を話す上で困らない程度の英語力なので、まずはこのレベルを目指しましょう。

 

最低ラインの470点を目指す

470点は、「レベルC」で日常会話レベルの最低限となるスコアです。まずは、このスコアを目指しましょう。留学経験がないノンネイティブの平均スコアが450なので、それほど高いハードルではないはずです。

スコア470を目指すためのポイントは、比較的点数を取りやすいPart1・2を確実に正解することです。いずれもリスニングで、Part1は写真描写問題、Part2は応答問題です。文章が短めなので難易度も低めとなっているので、この設問に重点を置いて対策をしておくのもおすすめです。

リーディングは、約半数が短文穴埋めの文法問題、残りが長文穴埋め問題と文書読解問題という構成です。長文や読解問題は難易が高いので、文法問題でできるだけ得点を取っておくことも、スコア470を取るポイントです。

 

次は730点を目標に

第一段階のスコア470をクリアしたら、次はスコア730を目標に設定してみましょう。これは、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」と評価されるレベルB相当で、企業において海外担当などの部署に就くためには最低限求められるスコアです。

スコア730を取るには、上記のスコア470での対策を踏まえ、さらにレベルアップさせる必要が出てきます。リスニングでは、Part2の「応答問題」の対策を重点的に行いましょう。Part2は、質問に対する回答を選択するタイプの問題ですが、選択肢にはストレートな答えだけではなく、婉曲的な表現も含まれます。

答えがYes・Noだけではない質問に対して正確に答えられること、質問されたことに対してのみ答えるのではなく、プラスアルファの情報を付け加えた答えを返せるかどうかも、Part2攻略のコツです。そのために、同じタイプの問題を繰り返して、的確に答えられる知識やボキャブラリーを増やしておきましょう。

コーチング英会話トライズのTOEIC対策

 

最終的には860点オーバーを目指す

スコア860以上のレベルAは、ノンネイティブが十分コミュニケーションを取れるレベルです。このレベルであれば、企業の国際部門のほか、外資系企業での採用の目安となるスコアを超えられます。

日常会話においても、TOEIC運営によるスコア評価では860以上ならビジネス英会話も専門的な会話もこなせるというレベルでこのレベルの英語力があれば、日常会話に必要な文法やボキャブラリーは身についているはずです。

スコア860オーバーを目指すには、リスニングの正確さが大事です。Part2の応答問題は、少し聞き逃しても消去法で解答を導き出せる問題もありますが、中には正確に聞き取りができないと正解できない難易度の高い問題も含まれます。

そのような正確性が求められる問題にも正解しなければ、860点以上のハイスコア獲得は厳しくなってくるので、正確に聞き取れるようリスニング力を上げるのがポイントです。

そのためのおすすめは、「ディクテーション」を行うことです。ディクテーションとは、聞き取った英文を書き取ることで、何度も繰り返し聞いて書くことで、難解な英文も細かなところまで正確に聞き取れるようになります。

また、説明文問題のPart4は、非常に速いスピードのトークが出てきます。このスピードに負けないリスニング力をつけるためには、日頃から速い会話に慣れておく、リスニングしながら同時に音読をする「オーバーラッピング」でトレーニングを行ってみましょう。

 

日常会話にはコミュニケーション能力が必要

TOEICのスコアが高いのに日常会話が苦手という人は多いものですが、TOEICのスコアが悪くても日常会話は得意という人もいます。それは、日常会話では文法やボキャブラリーに加えて「コミュニケーション能力」が必要だからです。

裏を返せば、英語力が足りないとしてもある程度のコミュニケーション能力が補ってくれるといえます。日常会話をスムーズにこなすには、TOEICだけの知識に加えて、コミュニケーション能力もとても重要なのです。

***

まとめ

TOEICは英語力を判定するための一つの方法ですが、必ずしも日常会話力が反映されているとは限りません。英会話は一人でするものではなく、相手あってできるものです。TOEICで基礎となる英語力を身につけた上で、コミュニケーション能力をアップさせるのが、英語の日常会話をこなすための重要なポイントとなるでしょう。

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